
2022年4月(南西から撮影)
大阪・道頓堀のすぐ近く、大阪市中央区宗右衛門町の約2,550㎡の土地を巡り、2026年10月から進められていた競売手続きが、11月5日の開札を前に一時停止されたことが分かりました。
この土地は、不動産投資商品「みんなで大家さん」の関連法人が所有していた土地で、出資者による集団返還訴訟に関連して競売が申し立てられていました。
当初は2026年11月5日に開札される予定でしたが、「みんなで大家さん」側が競売を申し立てた人たちの銀行口座に直接、弁済分を振り込み、競売手続きの停止を申し立てたと報じられています。
一方、集団訴訟の代理人弁護士は、今後も全額回収を目指す方針を示しており、強制執行以外の手段も検討する可能性があるとしています。
参照 ヤフーニュース
今回注目された土地は、大阪市中央区宗右衛門町19番1。
旧「宗右衛門町モータープール」の西側跡地にあたり、現在は駐車場として利用されています。
2023年3月には東京の法人「成田ゲートウェイプロジェクト7号」が取得したと報じられ、その後、「みんなで大家さん」関連の不動産投資商品「みんなで大家さん宗右衛門町」の対象不動産となっていました。
旧モータープール跡地と隣接ビルの合計では約3,800㎡規模とされますが、今回競売の対象となったのは、そのうち西側の2,549.48㎡の土地です。
大阪地方裁判所が公告した競売物件の概要は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市中央区宗右衛門町19番1 |
| 土地面積 | 2,549.48㎡(約771坪) |
| 用途地域 | 商業地域 |
| 建ぺい率 | 80% |
| 容積率 | 500% |
| 売却基準価額 | 46億3,077万円 |
| 買受可能価額 | 37億461万6,000円 |
| 買受申出保証額 | 9億2,615万4,000円 |
| 管轄 | 大阪地方裁判所本庁 |
| 入札期間 | 2026年10月21日~10月29日 |
| 開札予定日 | 2026年11月5日 |
大阪メトロ御堂筋線「なんば駅」から約440m、大阪難波駅から約440mの場所にあります。
今回の土地で注目されたのが、売却基準価額46億3,077万円という金額です。
土地面積2,549.48㎡で単純計算すると、
1㎡あたり約181.6万円
1坪あたり約600万円
となります。
なお、46億3,077万円は実際の落札価格ではなく、競売における「売却基準価額」です。
また、買受可能価額は37億461万6,000円に設定されていました。
裁判所の評価では、基礎価格を約66.2億円としたうえで、競売市場修正率0.70を適用し、売却基準価額を約46.3億円としています。
したがって、「本来66億円の土地が46億円で安く買える」という単純な話ではなく、競売特有の評価方法によって算定された価格である点には注意が必要です。
MBSの報道では、近隣の公示地価が1㎡あたり約2,500万円だったことから、今回の競売の売却基準価額は周辺の公示地価と比較すると大幅に低いとされています。
ただし、公示地価は標準的な土地を前提とした価格であり、今回の土地の売却基準価額とは算定条件が異なります。
また、2,500㎡を超える大規模な土地であることや、競売に伴う市場修正などもあるため、単純に両者を比較して「何倍も安い」と判断するのは適切ではありません。
今回の最大のポイントです。
当初、この土地については「みんなで大家さん」の出資者による集団返還訴訟に関連して、原告側が競売を申し立てていました。
入札は2026年10月29日に終了し、11月5日に開札される予定でした。
ところが、開札直前になって競売手続きが一時停止されました。
MBSによると、「みんなで大家さん」側が、競売を申し立てた人たちの銀行口座に直接、弁済分を振り込み、競売手続きを停止する申し立てを行ったとされています。
つまり、現時点では、
競売で第三者が土地を取得する
という展開には進んでいません。
競売を申し立てた集団訴訟の代理人弁護士は、今回の競売停止を受けても、引き続き全額回収に努める考えを示しています。
また、強制執行による競売だけでなく、強制執行以外の手段を検討する可能性についても言及しています。
そのため、今回の「競売停止」は、出資者側への返金問題がすべて解決したことを意味するものではありません。
今後の弁済状況や裁判・強制執行の動きが重要になります。
「みんなで大家さん」は、高い分配金をうたって多くの出資を集めてきた不動産投資商品です。
MBSによると、3万7,000人以上から2,000億円を超える出資を集めた一方、2025年7月以降、ほとんどの商品で分配金が停止。
約2,500人の出資者が約232億円の返還を求める集団返還訴訟を起こしています。
また、運営会社は2026年3月期決算で約2,881億円の債務超過となり、大阪府は2026年9月にファンド業者としての許可を取り消す処分を行ったと報じられています。
今回の宗右衛門町の土地は、こうした問題の中で資産回収の対象としても注目されていました。
土地そのものを見ると、非常に魅力的な立地です。
対象地は大阪・ミナミの中心部に位置し、道頓堀の戎橋周辺からも近い場所です。
大阪メトロ「なんば駅」から約440m、大阪難波駅からも約440mという駅近立地で、周辺には飲食店、ホテル、商業施設などが集積しています。
さらに商業地域で、容積率は500%です。
単純計算すると、
2,549.48㎡ × 500% = 約12,747㎡
となります。
もちろん、実際の建築可能面積は道路条件や斜線制限、地区計画などによって変わります。
それでも、約2,550㎡のまとまった土地であることから、将来的な開発ポテンシャルは高い土地といえます。
仮に将来的に土地が売却され、新たな事業者が取得することになれば、開発の可能性としては、
- ホテル
- インバウンド向けホテル
- 商業施設
- 飲食・エンターテインメント施設
- ホテル+商業施設
- 高層複合ビル
などが考えられます。
特に道頓堀・宗右衛門町は訪日外国人観光客が多いエリアです。
そのため、個人的にはホテルを核とした複合開発との相性が良い土地ではないかと考えています。
ただし、現時点で具体的な開発計画が決定しているわけではありません。
今回の記事で最も重要なのはここです。
当初は、
10月29日 入札終了
↓
11月5日 開札
↓
落札者決定
という流れが想定されていました。
しかし、競売手続きが一時停止されたため、現時点では新しい土地所有者は決まっていません。
したがって、
「46億円で売却された」
「○○社が落札した」
「新しいホテルが建設される」
といった情報は、現段階では確認できません。
今後、弁済や裁判手続きの進展によって、競売が再開される可能性も含めて動向を見守る必要があります。
今後のポイントは、大きく3つあります。
① 競売は再開されるのか
今回の停止が一時的なものなのか、今後も競売が停止された状態になるのかが焦点です。
② 出資者への弁済は進むのか
競売停止の背景には、申し立てを行った側への弁済があります。
今後、どこまで弁済が進むのかが重要になります。
③ 宗右衛門町の土地は将来どうなるのか
最終的に土地の所有権が動けば、約2,550㎡のまとまった土地が再び開発市場に登場する可能性があります。
道頓堀に近い一等地だけに、ホテルや商業施設などの大型開発につながる可能性があります。
大阪・道頓堀近くの宗右衛門町にある約2,550㎡の土地を巡り、注目されていた競売が開札直前に一時停止されました。
当初は2026年11月5日に開札される予定でしたが、「みんなで大家さん」側が競売を申し立てた人たちに弁済分を直接振り込み、競売手続きの停止を申し立てたと報じられています。
対象となっていた土地は、
所在地:大阪市中央区宗右衛門町19番1
面積:約2,549㎡
売却基準価額:約46億3,077万円
容積率:500%
という大規模な土地です。
今回は落札者が決まるところまで進みませんでしたが、道頓堀に近い約2,550㎡の土地という立地条件は非常に魅力的です。
今後、競売が再開されるのか、あるいは別の方法で土地の処分や弁済が進むのか。
そして最終的に、この一等地がどのように活用されるのか。
宗右衛門町の大規模土地の今後に注目したいと思います。
※本記事はAIを活用して作成しています。掲載内容については、公開時点で確認できる情報をもとにしていますが、正確性を保証するものではありません。重要な情報については、必ず裁判所・関係機関・報道機関などの原資料をご確認ください。
