
2026年9月
日鉄興和不動産(東京)は、(旧)東急ハンズ「心斎橋店」が入居していた「大阪心斎橋8953ビル」を取得しました。その後、建物は解体され、現在は、駐車場「タイムズ心斎橋長堀通」として運営されています。
- 2020年9月6日 :(旧)東急ハンズ「心斎橋店」閉店
- 2024年11月 :日鉄興和不動産(東京)が取得と報道
- 2025年11月 :駐車場「タイムズ心斎橋長堀通」開業

2026年9月

AIで作成(非公式)
旧建物は1999年竣工で、東急ハンズの店舗仕様に合わせて設計されています。そのため、マルチテナント化する場合は、改修によって賃貸可能な延床面積が減少する可能性があり、建物を解体して再開発する方向になったと考えられます。
日鉄興和不動産は、マンション開発に加え、ホテル事業「&Here(アンドヒア)」を東京上野・大阪日本橋で展開しています。
こうした事業実績を踏まえると、跡地はマンションまたはホテルとして開発される可能性が高いと予想されます。
取得価格は約200億円と予想
東急ハンズ「心斎橋店」が入居していた「大阪心斎橋8953ビル」は、ケネディクスがアセットマネジメントを務める合同会社が、三菱商事系の日本リテールファンド投資法人から149億円で購入し、2019年8月30日に引き渡されています。
その後、2024年11月には、日鉄興和不動産が取得したと報道されました。
当ブログでは、日鉄興和不動産の購入価格を約200億円と予想しています。
敷地面積は約1,800㎡なので、購入価格が200億円だとすると、土地取得費は1㎡当たり約1,100万円となります。
非常に高額な土地であるため、再開発する場合は、高級マンションや高級ホテルなど、収益性の高い用途に絞られると考えられます。
駅直結の商業施設・ホテルとの競争
一方、心斎橋エリアには、Osaka Metro御堂筋線「心斎橋駅」に直結する商業施設やホテルもあります。
本件は駅から徒歩約3分と利便性は高いものの、駅直結の施設と比較すると、立地面ではやや不利です。したがって、タワーマンションが有力と予想されます。
タワーマンションの場合
当ブログの調査では、容積率は800%とみられます。総合設計制度などによって容積率が1,000%まで緩和された場合、容積率対象延床面積は約18,000㎡となります。
マンションの場合、廊下など一部の共用部分が容積率の算定対象外となるため、総延床面積は約23,000㎡になると予想されます。
マンション開発の試算
| 名称 | (仮称)リビオタワー大阪心斎橋 |
| 敷地面積 | 約1,800㎡ |
| 容積率 | 800%(総合設計などで1,000%を想定) |
| 容積率対象延床面積 | 約18,000㎡(予想) |
| 総延床面積 | 約23,000㎡(予想) |
| 高さ | 約120m(予想) |
| 階数 | 地上35階(予想) |
| 総事業費 | 約400億円(予想) |
| 1戸当たり専有面積 | 70㎡(予想) |
| 想定戸数 | 約250戸(予想) |
| 平均販売価格 | 約2億円(予想) |
※容積率・延床面積・事業費・販売価格などは、当ブログによる予想・試算です。
土地の取得費と建物の建設費を合計すると、総事業費は約400億円近くになると予想されます。
1戸当たりの専有面積を70㎡とした場合、単純計算で約250戸となります。平均販売価格は約2億円と予想されます。
もちろん、実際の戸数や販売価格は、建物の規模、共用施設、仕様、販売戦略などによって大きく変わります。
建設費高騰で計画見直しの可能性
当初は、2025年の大阪・関西万博終了後に建設費が落ち着き、着工する計画だった可能性も考えられます。
しかし、万博終了後も建設費は低下せず、むしろ約3割上昇しているとの見方もあります。
土地取得費が高額なうえ、建設費も上昇していることから、採算面で計画の見直しが行われている可能性があります。

| 建物名 | (旧)大阪心斎橋8953ビル |
| 入居テナント | (旧)東急ハンズ「心斎橋店」 |
| 所在地 | 大阪市中央区南船場3-4-12 |
| 敷地面積 | 約1,818㎡ |
| 延床面積 | 約14,014㎡ |
| 売場面積 | 約6,500㎡ |
| 階数 | 地上10階・地下2階 |
| 開業 | 1999年3月 |
| 閉店 | 2020年9月6日 |
| 容積率 | 800%(当ブログ調べ) |
| 建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
| アクセス | 大阪メトロ「心斎橋駅」から徒歩3分 |
地図
