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【警察庁発表】特殊詐欺が前年比+45%増、被害額は700億円超(2025年1月~7月)過去最悪ペース

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特殊詐欺・SNS投資詐欺・ロマンス詐欺

警察庁は2025年9月2日、全国の「特殊詐欺」や「SNS型詐欺(投資・ロマンス詐欺)」の認知・検挙状況(2025年1月~7月)の暫定値を公表しました。

2025年の被害は前年を大幅に上回るペースで増加しており、特に“偽警察”を名乗る詐欺が急増しています。

 

特殊詐欺:件数・被害額とも過去最悪ペース
  • 認知件数:15,583件(前年同期比+44.9%)
  • 被害額:722.1億円(+153.9%)

わずか7か月で、前年1年間の被害額(718.8億円)を上回りました。
中でも深刻なのが「警察官になりすます詐欺」です。

  • 偽警察詐欺:5,757件(全体の36.9%)
  • 被害額:481.9億円(特殊詐欺全体の約3分の2)

「資産調査をする」「守秘義務がある」などと信じ込ませ、全財産を奪うケースが急増中です。

 

SNS型投資詐欺:件数は過去最多水準
  • 認知件数:3,759件(−8.9%)
  • 被害額:464.6億円(−19.9%)

件数は過去最多、被害額は過去2番目に多い水準。
7月単月では再び急増しており、

  • 認知件数:875件(前月比+40.2%)
  • 被害額:113.4億円(+43.1%)

YouTube広告やInstagram経由の「投資勧誘詐欺」が目立ちます。
特にYouTubeのバナー広告を使い、「株式投資」や「AIトレード」などを装う詐欺が前月比2倍超に増えています。

 

SNS型ロマンス詐欺:恋愛を装い、資金を誘導
  • 認知件数:2,927件(+54.2%)
  • 被害額:278.5億円(+38.2%)

Instagramやマッチングアプリなどでの「ダイレクトメッセージ」から始まる詐欺が中心。
被害者の多くが、最初は「恋愛関係」と信じており、投資や暗号資産への送金を求められるパターンが一般的です。

 

まとめ:詐欺の主戦場は「SNS」と「偽公的機関」

2025年は、詐欺がますます巧妙化しています。
かつては電話中心だった特殊詐欺が、
今やSNS・動画広告・チャットを通じて「若年層」や「投資家層」にも拡大。

一方で、高齢者を狙う「警察官なりすまし型」も過去最大の被害額。
“公式”を装う安心感を逆手に取る詐欺が、次々と形を変えて現れています。

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